マツダ、新世代商品で攻勢へ 高効率エンジン搭載

 マツダは平成31年から、新型エンジン「スカイアクティブX(エックス)」などの新世代技術を搭載した商品群で攻勢に出る。年内に第1弾となる新型「マツダ3」を投入、第2弾のスポーツ用多目的車(SUV)の生産も国内で始める。足元の業績は振るわず、投資先行の厳しい局面が続くが、新商品でブランド力を高め、将来の成長への足場を固めたい考えだ。

 「内燃機関が大量生産されるようになって110年の歴史の中で、誰も実用化できなかったエンジンだ」

 マツダの丸本明社長は7日までに産経新聞の取材に応じ、スカイアクティブXの独自性を強調した。ガソリンエンジンだが、独自の燃焼方式でディーゼルエンジンと同じ「圧縮着火」の制御に成功。ディーゼルの利点である低速域での力強さを取り入れた。燃費は現状より最大で3割程度改善する見通し。

 昨年11~12月のロサンゼルス自動車ショーで、全面改良し、新型エンジンを搭載したマツダ3を初公開。丸本氏は「デザインが高く評価されており、手応えは良かった」と振り返る。北米で販売を始め、順次、各市場に広げる。生産は昨年9月から防府工場(山口県)で行っており、年内にメキシコや中国などの海外工場でも始める。第2弾のSUVがどのモデルかは未発表だが、前世代のスカイアクティブは平成24年、「CX-5」に初めて本格搭載された。「1年に1~2モデルは新世代商品を追加していく」(丸本氏)方針だ。

 マツダの31年3月期の連結業績は、西日本豪雨の影響や米国での販売改革への投資などで大幅減益となる見通し。新世代商品の開発・生産や、トヨタ自動車との合弁による米工場建設も進む。丸本氏は「向こう3年間(33年3月期まで)は足場固めで、投資が先行する」と話す。

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