「スルガ銀」「地面師」「KYB」 2018不動産業界3大事件

【マンション業界の秘密】

 年の瀬も押し迫ってきた。今年、不動産業界では世間を騒がせる3つの大事件が起きた。

 まずはかぼちゃの馬車とスルガ銀ショック。サラリーマン投資家に高額なシェアハウスを家賃保証で販売していたスマートデイスという会社が破綻。投資家たちへの家賃保証が崩壊した。

 その投資家たちの大半がスルガ銀行からの融資でシェアハウスを購入していた。融資を受ける際に販売業者が提出していた銀行預金残高などの書類に偽造があったことが発覚。さらには、そういった偽造をスルガ銀側の担当者も承知していたり、加担したりしていた形跡まで出てきた。

 スルガ銀は第三者委員会の調査報告書を発表。そのブラックぶりが世間に知れわたることになる。金融庁からは厳しい処分が出て、創業者一族は経営から手を引くことにつながった。

 現在、スルガ銀は偽造があった融資については債務の一部放棄を検討しているという。しかし、不動産投資というのはそもそも自己責任で行うものでもある。投資家たちがだまされた側なのかどうか、正直なところ、外から見ている限り判然としない。

 2番目は海喜館地面師事件。地主を偽った地面師たちに積水ハウスがまんまとだまされて約55億円を詐取された。その犯人たちが逮捕されたことがニュースで大きく取り上げられた。

 実はこの事件、起こったのは昨年のこと。当時は63億円と報道されていた。今回の地面師逮捕で、彼らが積水から7億円超のマンションを購入することになっていたことも判明。その取引を急ぐあまり、綿密なチェックを怠ったと伝える記事もあった。

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