オフィスビル市況好調、シェアオフィスとオープンイノベ拠点が牽引

 また、同ビルでは大規模リノベーション工事が進められており、改修後の目玉となる施設が「LAB(ラボ)ゾーン」。トヨタ自動車をはじめ大企業の先端技術関連の部署などをテナントとして誘致し、ベンチャーとの交流を促す。

 三井不動産は10分単位で利用でき、スマートフォンの専用アプリで社員の勤怠管理を簡単に行えるシェアオフィスを「ワークスタイリング」というブランドで展開。東京都心部などターミナル駅を中心に拠点数は30を超える。

 シェアオフィスの多様化も進んでいる。大和ハウス工業グループのコスモスイニシアが始めた「MID POINT(ミッドポイント)」シリーズは、住宅地に近い場所で展開。職住近接を求める層に対し、割安な価格でスペースを提供する。働き方改革の一環として職場に出勤せずインターネットを使い仕事をする「テレワーク」の普及も見込まれるため、今後も積極的に事業化する計画だ。

 第1弾は「MID POINT 目黒不動前」(品川区)で、築22年のビルを購入しリノベーションを行って開業。「1人用ブース」を中心に67区画を用意した。また、コミュニティーマネジャーを常駐させ、入居者の交流を促す。

 三菱地所はテレワークの普及を支援するため、「テレキューブ」という防音型のボックスを東京・丸の内の3カ所のオフィスビルに設置。テーブルといすが置かれた空間を用意、静かな環境で仕事を行えるようにする。JR東日本は駅構内などを活用したシェアオフィス事業に参入。東京や新宿、品川駅などにある遊休スペースを有効活用するのが狙いで、20年度末までにボックス型などを30カ所に設ける計画だ。

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