ファーウェイ、通信基地局で世界首位、日本でもソフトバンクが採用

 華為技術(ファーウェイ)は世界170カ国・地域で事業を展開している、中国を代表する企業の一つだ。主力の通信基地局では世界首位のシェアを誇る。携帯電話大手のソフトバンクも同社製の基地局を採用しており、世界で強まる排除の流れは日本の通信業界にも影響を及ぼしそうだ。

 ファーウェイの2017年の売上高は約9兆9千億円。基地局のほかスマートフォンでも強く、18年7~9月期は出荷台数で韓国サムスン電子に次ぐ2位につけて米アップルを超えた。

 日本では05年にファーウェイ・ジャパンを設立。昨年、新卒初任給40万円の求人を出したことで話題となった。同社の基地局は、安い上に性能も向上しているとされる。同社によると、次世代の第5世代(5G)移動通信方式ではすでに1万台以上の基地局を世界に出荷しているという。

 日本でもソフトバンクが携帯大手で唯一、現行の4Gでファーウェイ製の基地局を、同じ中国の中興通訊(ZTE)製とともに採用。5Gでも共同開発を行う。密接な関係を象徴するかのようにプロ野球の福岡ソフトバンクホークスは、ファーウェイ・ジャパンと広告契約し、選手の帽子に会社のロゴを入れている。

 調査会社のMCA(東京都千代田区)によると、ソフトバンク向けの出荷は年々増え、17年度はソフトバンクの調達額の6割弱を占めたとみられる。ソフトバンクはファーウェイ製品を排除する方針で、MCAの天野浩徳代表は「ソフトバンクにとっても打撃だ」としている。

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