ビットコイン最高値の5分の1以下に 派生通貨が分裂

 代表的な仮想通貨であるビットコイン(BTC)の価格が急落している。昨年12月の1BTC=230万円台をピークに下落。今年に入り120万~70万円台で乱高下した相場は、11月下旬にピーク時の5分の1以下となる40万円台に突入した。BTCから派生したビットコインキャッシュ(BCH)が16日に分裂したことを主因に、規制強化への懸念なども下落を後押しした。下落傾向は続く可能性も高まる。

 今回の下落の発端とされるのが、BCHの分裂だ。BTCの今後の開発の方向性をめぐり開発団体の意見が割れたことが分裂の原因とされている。

 通常、仮想通貨の分裂の際には、仮想通貨の取引データの記録作業をする「採掘者(マイナー)」が、作業の成功報酬である仮想通貨を受ける機会が増えるため、投資家の買いが加速しBTCの相場が過熱する傾向にある。

 だが、「今回分裂した通貨のどちらが新通貨として存続できるのかなど、先行きが見えない状況を投資家が嫌気した」(日本仮想通貨交換業協会)ことでBCHの相場下落に作用した。

 さらに、今月に入り米証券取引委員会(SEC)が仮想通貨技術を使った資金調達の取り締まりを強化したことで、摘発される仮想通貨交換業者が増加。今後の規制の不透明感から相場は低調に傾き、BTCなど他の仮想通貨にも売りが波及したようだ。

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