東芝、インフラ・電力に活路 AI頼みの技術戦略

 東芝は22日、研究開発や技術への取り組みを公表する「技術戦略説明会」を開いた。人工知能(AI)やあらゆるモノがネットでつながるIoTなどデジタル技術を用いてインフラ、電力などの分野を伸ばしつつ、電池事業や精密医療などの新規成長分野を育成する計画だ。だが、AIやIoTは各社がすでに力を入れているだけに、どこまで挽回できるかは未知数だ。

 「これまでの技術基盤にAIなどを使って競争に勝ち抜き、深刻化する社会問題の解決に貢献したい」。車谷暢昭会長兼最高経営責任者(CEO)は同日の会見で意義を強調した。

 期待をかけるのが、気象予測をベースにした電力需要予測や鉄道の故障診断予測、半導体の製品不良発生解析、複数のカメラに写る同一人物を判定する技術などだ。

 電力については、太陽光や水素など多数の小規模な発電所や、電力の需要抑制システムを1つの発電所のようにまとめて制御を行う仮想発電所(バーチャル・パワープラント)を強化。鉄道については、充電時間が短く、長寿命、発火しにくい特徴を持つ2次電池を売り込むのと同時に、AIで故障の予知などを行う保守、メンテナンスも提案する計画だ。

アクセスランキング

もっと見る

ピックアップ