苫東厚真発電所が全面復旧 北海道電、1カ月ぶり 通年供給にめど

 北海道電力は10日、9月の最大震度7の地震で被災した苫東厚真(とまとうあつま)火力発電所の2号機(出力60万キロワット)が同日朝に再稼働したと発表した。すでに1号機(35万キロワット)は9月19日、4号機(70万キロワット)は9月25日に再稼働済みで、苫東厚真の全3基が地震発生以来約1カ月ぶりに全面復旧した。

 苫東厚真は今回の地震の震源近くに位置し、発生当時は道内の電力需要の半分強を賄っていた。主力電源の苫東厚真の全面復旧で、道内の電力需給状況は一段と安定化することになる。

 2号機は地震の揺れで損傷したボイラー配管の交換などを終えた後に試運転に移り、いったんは9月下旬に再稼働する見通しだったが、燃料の石炭を細かく砕く装置にトラブルが発生。この装置の点検清掃を終えて今月9日から再び段階的に出力を上げ、安定稼働が可能な状態を確認した。

 道内は暖房などを多用する冬場が電力の最需要期にあたる。北海道電は今後、地震前から定期点検中の苫小牧火力1号機(25万キロワット)や関連会社の苫小牧共同火力(25万キロワット)の復帰を進める。また、来年2月に運転開始予定の石狩湾新港火力1号機も最近になって試運転を始めている。

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