32年に売上高3千億円、花王が化粧品事業の新戦略

 花王は18日、海外展開の加速を柱とする化粧品事業の新戦略を発表した。子会社のカネボウ化粧品を含めてグループで49あるブランドのうち、世界的に販売拡大が見込める11ブランドに投資を集中。平成29年12月期に2712億円だった売上高を、32年12月期には3千億円以上に増やす。花王の化粧品事業は低迷が続いているが、新戦略の実行で巻き返しを図る。

 売上高に加えて、本業の稼ぐ力を示す営業利益率(売上高に占める営業利益の割合)も4・7%から10%に高める。売上高に占める海外比率は20%から25%に引き上げる。

 重点ブランドの中では、欧州と中東で展開する「SENSAI」を旗艦ブランドとし、31年に日本、翌年には中国など他のアジアでも販売開始。32年にカネボウ子会社から新ブランドを売り出すことも明らかにした。

 化粧品市場は世界的に拡大しているが、花王は高価格帯の品ぞろえが少ないことや、25年に公表されたカネボウの「白斑問題」が影響し、低迷が続いてきた。花王の村上由泰執行役員(カネボウ社長)は同日の記者会見で、「個性が際立つブランドを創造していく」と抱負を述べた。

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