損保2社 6期ぶり減益 30年3月期 自然災害支払い増

 損害保険大手3グループは18日、平成30年3月期連結決算を発表した。MS&ADインシュアランスグループホールディングス(HD)とSOMPOHDの最終利益は、昨年発生した米ハリケーンなどの保険金支払い増が響き、6期ぶりに減少。一方、東京海上HDの最終利益は米法人税減税の影響で過去最高を更新した。

 国内外の自然災害に対する3グループの支払い保険金は5千億円超と前期から大幅に膨らんだ。

 各社とも収益基盤を強化するため、海外比率を高めているが、一方で世界中の災害の影響を受けやすくなっている。東京海上HDの藤田裕一専務は「(海外比率を高める)方向は変えないが、リスク管理を強化しなければならない」と述べた。

 売上高に相当する正味収入保険料は、主力の自動車保険や火災保険が好調だったため、3グループとも過去最高を更新した。

 31年3月期の最終利益は各社が増益を見込む。自動車保険料の目安になる参考純率が引き下げられた影響で、自動車保険料は減少するが、自然災害の規模が平年並みに戻ると想定し、保険金支払い減少が収益を押し上げる見込み。

アクセスランキング

もっと見る

ピックアップ