仮想通貨バブルに崩壊の足音!? 投資家が恐れる「テザー・ショック」

【経済インサイド】

 今年に入ってから仮想通貨の価格下落が止まらない。代表格「ビットコイン(BTC)」は、昨年12月に1BTC=230万円を超えたが、今年に入ってからは一時60万円台まで値下がりするなど乱高下を繰り返している。背景の一つとして指摘されているのが中国当局の規制強化の動きだ。中国では昨年9月に通貨・人民元と仮想通貨の交換が禁止されたはずだが、実際には“抜け道”が存在。中国人投資家は取引を続けていたが、今年に入ってこの抜け道に対しても規制が入るとの情報が飛び交い、売りが集中しているのだ。

 昨年9月に禁止されたのは、仮想通貨と人民元の交換や、企業などが仮想通貨を使って資金を集める「ICO(イニシャル・コイン・オファリング)」だ。

 規制強化の背景について、富士通総研の金堅敏主席研究員は「中国経済が失速する中で、仮想通貨を通じた資金逃避が起きることを心配しているためだ」と語る。また、仮想通貨が普及すれば、金融当局が国内の資金の流れが把握できなくなることを懸念したという側面もあるのだという。

 規制強化により、中国国内の主な仮想通貨交換所は閉鎖。中国人投資家は公然と仮想通貨の取引ができなくなった。

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