平成30年度予算案 「人づくり」明暗 子育て世帯・若者に恩恵、一部高齢者は負担増も

 平成30年度予算案では、安倍晋三政権が看板政策に掲げる「人づくり革命」の実現に向け、教育費の軽減や保育の受け皿の拡大など、子育て世帯や若者を支援するメニューが並んだ。一方で、高齢者らは介護費などの負担増も見込まれ、個人や家族ごとで恩恵や負担の明暗が分かれそうだ。(中村智隆、富永順一)

 「一人親だから娘には我慢させてきた。大学までは進学させてやりたいので、奨学金の拡充や授業料の減免はありがたい」

 高校生の娘(18)を持つ埼玉県のパート女性(49)は、政府が教育の格差是正のために進める大学など高等教育の経済的負担軽減に期待を寄せる。

 30年度予算案では、低所得世帯を支援する給付型奨学金の対象を拡大する。これまでは自宅以外から通学する私大生が対象だったが、今後は国公立大生や自宅から通う学生を含め、月2万~4万円が約2万3千人に支給される。

 このほか、成績は優秀だが経済的理由で授業料の納付が難しい場合の授業料減免も拡大。今回の予算措置で、減免枠が国立大では約4000人、私立大では約1万3000人拡大する。

アクセスランキング

もっと見る

ピックアップ