正論大賞記念東京講演会 西修氏「9条正しく知ろう」 百地章氏「自衛隊明記が必要」

 第34回正論大賞(フジサンケイグループ主催)を受賞した駒沢大名誉教授の西修氏と国士舘大特任教授の百地章氏の受賞記念東京講演会が9日、東京都千代田区の日本プレスセンタービルで開かれた。約300人の聴衆を前に、西氏は「憲法9条を正しく知ろう」、百地氏は「緊急事態条項と自衛隊明記の意義」と題して、それぞれ講演した。

 『証言でつづる日本国憲法の成立経緯』を刊行した西氏は「連合国側は9条のもとで自衛戦争の遂行も可能だと判断し、文民条項の制定を日本に強要した」と指摘。日本共産党が憲法制定時、9条について「空文にすぎない」と反対していたことにも言及した。

 百地氏は東日本大震災での混乱に触れ「国家の存亡にかかわる首都直下地震に備えるためにも、憲法に緊急事態条項が必要だ」と強調。自衛隊の憲法への明記についても「自衛隊違憲論が解消され、自衛隊の法的な安定性も国民の防衛意識も高まる。小さな一歩だが効果は大きい」として、9条改正の必要性を訴えた。

 産経新聞の飯塚浩彦社長は「今後も正論路線を発展させていく。両先生にはますます健筆を振るっていただきたい」と挨拶した。

アクセスランキング

もっと見る

ピックアップ