【正論3月号】日本の空母が機能するためには タブーなき日本防衛論 元自衛艦隊司令官、香田洋二

 近い将来、太平洋での海上作戦においても空母が必要になることが考えられますが、今回の防衛大綱ではその芽を摘んでしまったともいえます。一般論として、海上での近代戦においても他の戦場と同様、航空戦力というものは必須の要素なのです。ですから、予算など各種の制約がある中でも航空戦力を整備していくことは絶対に必要です。だから今回、いずも型護衛艦を改造して戦闘機を積めるようにしたこと自体は、評価すべきことです。

 ただし、主として南西諸島での有事を考えた場合に、護衛艦にF35Bを載せて対処するというのは有力なオプションではあっても、他の選択肢もあるわけです。例えば、F35Bより高性能な陸上基地発着型のF35Aを中国の攻撃を受けにくい小松基地(石川県)以北に配備しておいて、そこから空中給油機を帯同させて南西諸島での作戦に出すという選択肢も考えられます。あるいは九州各県や奄美、沖縄の離島にある民間航空機用の滑走路を使ってF35Aを運用するという選択肢もあり得ます。そうしたいくつかのオプションがある中でどれが最適解か、という検討が必要ではないか。航空戦力の強化というのは必須ですが、その中でどの選択肢がベストでありベターなのかについては、国民にしっかり説明する必要があるでしょう。

 ※続きは月刊「正論3月号」でお読みください。ご購入はこちらへ。

【正論3月号の主なメニュー】

【大特集 韓国、許すまじ】

★緊急寄稿 歴史を否定する愚~韓国に反省を促す 作家 石原慎太郎

★毅然として制裁を発動せよ ノンフィクション作家 門田隆将

★私が日韓議連を辞めた理由 衆議院議員  城内実

★大韓民国を否定する文在寅 産経新聞編集委員 久保田るり子

★日本を仮想敵国とする現実 産経新聞論説委員・政治部編集委員 阿比留瑠比

★軍人同士の信頼をふみにじったレーダー照射 金沢工業大学虎ノ門大学院教授 伊藤俊幸

★気は確かか? 韓国はアメリカとも決別する 元日本経済新聞記者 鈴置高史

★スクープ!金正恩暗殺未遂事件 麗澤大学客員教授 西岡力

×    ×     ×

★なぜ今、百田尚樹の日本国紀なのか 「副読本」の共著者が語る ジャーナリスト 有本香

★作家 竹田恒泰 緊急寄稿! 父・恆和の無実を訴える

×    ×     ×

★《対談》「宿命の人」拉致問題と外交を語り合う 内閣総理大臣 安倍晋三×バイオリニスト 五嶋龍 司会・ジャーナリスト 櫻井よしこ

★《対談》天才・五嶋姉弟を育てた母の教育 櫻井よしこ×五嶋節

★米大統領“番記者”が語る NYタイムズも実はトランプ大好き? 「ボイス・オブ・アメリカ」記者 スティーブ・ハーマン

★第34回「正論大賞」受賞記念論文

・今こそ憲法改正へ歩みを進めよ 駒澤大学名誉教授 西修

・「国家論なき憲法学」からの脱却 国士舘大学特任教授 百地章

★第19回「正論新風賞」受賞記念論文

「邪悪な国家」中国と世界、そして日本 静岡大学教授 楊海英

×    ×     ×

【特集 タブーなき日本防衛論】

★日米の核シェアリングが東アジアの平和を守る JR東海名誉会長 葛西敬之

★自主的防衛と中国シフトを 新大綱の狙い 東京大学講師 三浦瑠麗

★日本の空母が機能するためには 元自衛艦隊司令官  香田洋二

★衆議院安全保障委員長 岸信夫 インタビュー 敵基地攻撃能力 米国頼りでいいか

【特集 IWC脱退】

★国際機関の“神話?崩壊 クジラ愛護の「絶対正義」が暴走している 国家基本問題研究所主任研究員 湯浅博

★マイノリティー捕鯨国への弾圧をやめよ 東京大学教授 八木信行

アクセスランキング

もっと見る

ピックアップ