【甘口辛口】“1人は嵐のために、嵐は1人のために” 一般の組織もかくありたい

 ■2月2日 例えばの話。20年間働き続けたリーダー的立場の会社員が「もう仕事をやめたい」と言ったら、周囲は戸惑い必死で止めるだろう。しかも、その理由が「今まで見られなかった景色を見てみたい。自由な生活をしてみたい」…だったら、あきれて怒り出す人もいるに違いない。

 今年デビュー20周年を迎える嵐の5人が先月27日に会見し、2020年12月31日をもって無期限でグループ活動を休止することを発表してから、まもなく1週間になる。元はと言えば、リーダーの大野智が17年6月、他のメンバーに「自由な生活をしてみたい」と告白したのがきっかけだった。悲壮感も漂う会見だったが、ファンも前向きに受け入れつつあるようだ。

 一般社会なら身勝手と取られかねない大野の意思表明も、今では応援する声が勝る。ダンスの振り付けをはじめ、多彩な才能を発揮してきた実績に加え、周囲を和ませる人間力のおかげもあるのだろう。21年以降、他のメンバー4人がソロ活動するのに対し、大野だけは当面活動を休止するが、ジャニーズ事務所には在籍のままとなる。

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