【甘口辛口】歯止めきかない「日大ブランド」下落 大きなうねりになれば上層部も落ち着いていられないのでは

 ■6月13日 先週の土曜日、近所にある日大の系列高校の体育祭をのぞいた。売店では「いかがですか?」と女性スタッフが記念のスボーツタオルを広げていた。ピンク地に「NIHON UNIV…」の大きな染め抜きを見たお客は「時節柄、それは」とパス。女性は「名前は日大が付いていても直系ではないのに」と苦笑いだった。

 アメフットの悪質タックルに端を発した「日大ブランド」の下落は歯止めがきかないまま、こんなところまで及んでいるのかと少なからず驚いた。進学を希望する高校生や保護者らに施設を公開するオープンキャンパスの来場者が前年比で6割も減った学部もあるという。

 事態は深刻だが、相変わらず耳を疑うような話しか聞こえてこない。負傷した関学大選手の父親は日大第三者委員会の弁護士から「あのタックルはけがを軽くするタックルだったのでは」と、意味不明の説明をされたことをフェイスブックで明らかにした。アメフット経験者が皆無の委員会は「何を守るための委員会か」と疑問視されても仕方ない。

 そんな中、日大教職員組合が田中理事長はじめ上層部の一新を求める要求書に賛同する教員ら752人分の署名を提出した。大学だけで約4000人という教職員の2割弱。学部ごとにキャンパスが異なり一体感は乏しいだろう。その上、世田谷から山形の付属校へといった「報復人事」もまかり通っているという。

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