【甘口辛口】大村崑は84歳と思えない若々しさ!その“秘訣”に迫る

■10月2日

 喜劇俳優、大村崑と言えば、元気ハツラツ!オロナミンC。あるいは20年以上続くフジテレビ系サスペンス「赤い霊柩車シリーズ」のユーモラスな葬儀社専務を思い出す人も多いに違いない。そのコンちゃんが「崑ちゃん ボクの昭和青春譜」(文藝春秋刊)という本を出した。

 今は亡き三木のり平さんら先輩たちの奇行を面白おかしく活写。先月下旬に開いた会見では、84歳とは思えぬ若々しさに注目が集まった。髪はフサフサ、肌はツヤツヤ。「家内をはじめ人を笑わせて楽しませて生きていれば、自分も楽しい。だから元気なんです。僕は102歳まで生きますよ」とたたみかけた。

 さらに「100歳と言わず、102歳という中途半端が面白いでしょ。その秋、風に吹かれてもすぐ起き上がる大好きなコスモスに包まれて、赤い霊柩車に乗って逝くんです」。ちゃっかりドラマのPRも忘れない。実は19歳のとき結核にかかり右肺を切除、左肺しかなく若いころは疲れやすかったという。

 俳優仲間だった故渥美清さんも同じ病で右肺がなかったが、若かりし渥美さんから「お互い片っぽの肺しかないんだから、無理しちゃダメだよ」と言われたという。その教えを守ってか、息子2人が生まれてからは酒を控えマージャンやたばこをやめた。

 「僕は酒の席などですぐいなくなるから、『ドロンのコンちゃん』と言われ、先輩にもよく殴られた。でも、外でヘトヘトに疲れて帰ったら、嫁さんは愛してくれない。余力を残して帰れば、嫁さんと話もできるし、子供のお守りや家事も手伝える。僕と逆の人は嫁に逃げられてるよ」。単に若々しいだけではない。筋の通った耳の痛い話に、思わず背筋が伸びた。 (森岡真一郎)

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