自民党本部、候補者ボードに次々とバラ 高市早苗首相は終始表情引き締め

開票が進む中、報道各社の取材に応じる自民党総裁の高市早苗首相=2月8日午後、東京・永田町の党本部(春名中撮影)

高市早苗首相(自民党総裁)による「国の根幹に関わる重要政策」の実行へ国民の信を問うた衆院選。東京・永田町の自民党本部にも午後8時の投票締め切り後に「当選確実」や与党圧勝の情勢が伝わったが、首相は終始、引き締まった表情を崩さなかった。

鈴木幹事長らも硬い表情のまま

首相は首相公邸でミラノ・コルティナ冬季五輪のメダル獲得者へ祝意を伝え、午後9時35分ごろ党本部へ到着。当選確実の候補者の名前に赤色のバラを付け顔をほころばせたが、報道陣の質問には硬い表情で答えた。

安全保障政策や、情報活動機能の強化といった諸政策を念頭に「反対も多くある政策に信を問うた。信任をいただければ本当に一生懸命取り組まなければならない」と強調した。党本部内では投票締め切り直後に拍手や歓声も聞こえたが、鈴木俊一幹事長ら幹部も硬い表情のまま動向を見守った。

接戦区に精力的に足運ぶ

自民は令和6年の前回衆院選で大敗して少数与党となり、昨年の参院選でも伸び悩んだ。〝失地回復〟へ電撃的な衆院解散・総選挙を決断した首相は、接戦が見込まれる選挙区へ精力的に足を運んだ。自身が掲げる「責任ある積極財政」など経済政策を中心に訴え、序盤から優勢が伝えられたが、野党も必死の巻き返しを図った。

7~8日は降雪で無党派層の動向に不確実性も増した。首相は最終盤の7日に「緊急メッセージ」と題した動画を公開し、自身のX(旧ツイッター)でも「大変な危機感を持っております」と引き締めを図った。

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