日曜劇場「ザ・ロイヤルファミリー」原作・早見和真さん「妻夫木さんから『7話は神回です』と…」 目黒蓮の役づくりを絶賛「想像をはるかに超えていた」

栗須栄治(妻夫木聡)、中条耕一(目黒蓮)。日曜劇場「ザ・ロイヤルファミリー」
栗須栄治(妻夫木聡)、中条耕一(目黒蓮)(C)TBSスパークル/TBS

俳優の妻夫木聡が主演を務め、競馬の世界を舞台に、家族や競走馬の絆や熱い思いを描く「日曜劇場『ザ・ロイヤルファミリー』」(TBS系)。物語も中盤に入り、第6話(11月16日放送)では、病魔に襲われた馬主・山王耕造(佐藤浩市)や、耕造を支える秘書、栗須栄治(妻夫木)をはじめとするチームが、ロイヤルホープの最後のレースとなる4度目の有馬記念(GI)に挑んだ。

原作者である作家、早見和真さんが同名小説(新潮文庫刊)の連載を始めたのは、2017年。そこから8年以上の時を経てドラマ化された本作について、撮影現場である東京競馬場を訪れた早見さんが、感動したシーンや、妻夫木ら俳優陣に対して抱いた思い、ドラマ化の裏話などを語った。

自然の中の馬が生む感動 映像でしか描けない世界

――ここまでの放送を振り返って、気づいたことなどを教えてください

「日曜劇場って、すごいなと思いました。これまでも自分の作品で映画化やドラマ化の経験はありましたが、こんなにたくさんの方から連絡をもらい、『良かった』という声が一斉に集まったことは初めてです。改めて、テレビの持つ可能性を感じました。

(馬上から右へ)佐木隆二郎(高杉真宙)、安川すみれ(長内映里香)、広中博(安藤政信)。日曜劇場「ザ・ロイヤルファミリー」
(馬上から右へ)佐木隆二郎(高杉真宙)、安川すみれ(長内映里香)、広中博(安藤政信)(C)TBSスパークル/TBS

同じ時間にみんなが“せーの”で同じものを見て、感想が一気に湧き上がる。この感覚はテレビならではだな、と。正直、ちょっと衝撃的でした」

――特に目を奪われたシーンは?

「企画が立ち上がった当初から、制作スタッフの皆さんには、『“自然の中に馬がいる”という画さえ撮ってもらえれば、それだけで感動できる」と伝えていました。その期待をはるかに超えて、映像として切り取ってくださっています。

しかもワンパターンじゃないんです。北海道・日高地方の風景や昆布漁のシーンにも心を動かされました。小説ではどうしても表現できないものを、映像の力で見せつけられた感覚です。

栗須栄治(妻夫木聡)、野瀬(金井勇太)。日曜劇場「ザ・ロイヤルファミリー」
栗須栄治(妻夫木聡)、野瀬(金井勇太)(C)TBSスパークル/TBS

もう少し突っ込むと、競馬好きからすると『こんなカットで馬を撮るんだ』と驚く場面がいくつもあります。もともと競馬に詳しいほうではなかったという塚原(あゆ子)監督だからこそ、撮れる映像なんだろうなと思います。

特に印象的だったのは第2話のラスト。競馬場の急坂を映す時に、画面いっぱい緑になるんですよ。最初に映像を見た時、『飛んだのか?』と思ったくらい。でもその緑の壁の向こうからロイヤルイザーニャが現れた瞬間、『やられたな』と痺れました」

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