万博「いのちの遊び場 クラゲ館」の制服を手がけたのはミズノ 吸汗速乾の素材

「つくる喜びをすべての人に~創造性の民主化~」をテーマにする「いのちの遊び場 クラゲ館」。スタッフそれぞれが個性を発揮し、ユニホームを自由に着こなしている(南雲都撮影)

13日に閉幕を迎える大阪・関西万博。万博の華となるパビリオンでは、趣向を凝らしたユニホームに身を包んだアテンダントスタッフたちが彩りを添えてきた。原色やミニスカートなど当時のトレンドを取り入れたものが多かった1970年大阪万博に対し、今回は年齢や性別に関係なく着用できるものや、快適さを重視したシンプルなデザインが目立った。

国内プロデューサーが手掛けた8つのシグネチャーパビリオンと、自然の中にアート作品が並ぶ「静けさの森」のユニホーム。「いのちめぐる冒険」では持続可能な開発目標「SDGs」を意識し、廃棄時に海洋マイクロプラスチックを排出しにくい化学繊維と自然素材を使用した。

「いのちの遊び場 クラゲ館」のユニホームはスポーツメーカー「ミズノ」が担当し、吸汗速乾性のある素材を採用。柄は一人一人違っており、車いすを使うアテンダントスタッフ、清水千浪さん(42)は、車いす上で柄や足元が美しく見えるように裾を結ぶなどアレンジ。「着心地が良く、柄も温かみがあり好き。かわいいと声を掛けられてうれしい。もうすぐ着られなくなるのは少し寂しいですね」と話した。(写真報道局 南雲都)

「いのちめぐる冒険」のユニホームは江端里沙さんがデザイン。「いのちを育む」をテーマに「育む場所、教育の場」をイメージし学生服をベースにしている(南雲都撮影)
落合陽一プロデューサーと「ファセッタズム」の落合宏理さんが手掛けた「null²(ヌルヌル)」のユニホーム。僧侶の袈裟や液晶をデザインに取り入れた(南雲都撮影)

「Better Co-Being」のユニホームは中里唯馬さんが企画・デザイン。時間や場所に応じて多様に変化する太陽の光からインスピレーションを得て、着る人と環境に応じて、形や着方に無数のパターンが存在する服を目指したという(南雲都撮影)

人間とアンドロイドが共存する未来の世界を描く「いのちの未来」の主役はアンドロイド。スタッフは黒子に徹することから全身黒のシンプルなユニホーム。背中のピンクのロゴマークがアクセントに(南雲都撮影)

「いのちの動的平衡館」は、「動的平衡」の考え方を表現する青色をユニホームに取り入れた。担当したのはアウトドアブランド「モンベル」。青のグラデーションが鮮やかだ(南雲都撮影)

自然の中にアート作品が並ぶ「静けさの森」のユニホームは空のような鮮やかな色合い。雨や曇りの日でもアテンダントの明るい笑顔で青空が見えるようだ(南雲都撮影)

来場者の対話で生まれる物語を紡ぐ「いのちのあかし Dialogue Theater」は黄色が鮮やかなユニホーム。対話をイメージする吹き出しを柄にちりばめている。「ミナ ペルホネン」の皆川明さんのデザインだ(南雲都撮影)

食をテーマに架空のスーパーマーケットをイメージしている「EARTH MART」のユニホームはエプロン。野菜をかわいらしく描いた八木保さんによるデザインで、「一澤信三郎帆布」の職人たちが手掛けた(南雲都撮影)

大阪・関西万博は4月13日、大阪市此花区の人工島・夢洲(ゆめしま)で開幕。「いのち輝く未来社会のデザイン」をテーマに、国内開催では過去最多となる158の国・地域が参加した。

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