(セ・リーグ、DeNA3-4巨人、18回戦、巨人12勝5敗1分、9日、横浜)DeNAは接戦をものにできなかった。三回に2点を先行したものの巨人の粘りに屈し、三浦大輔監督(51)は「(点を)取ったり取られたりして、ひっくり返すことができなかった」と唇をかんだ。
走者を出しながらも粘っていた先発のケイが乱れたのは、1点リードの六回。1死から泉口に浮いた初球を捉えられ、ソロを浴びた。さらに安打と四球で1死一、二塁とされて代打の坂本を打席に迎え、1球目に二塁走者のキャベッジに三盗を許した。隙を突かれてピンチを広げ、坂本に適時二塁打を浴びた。
5回⅓を7安打3失点。交代を告げられてマウンドを降りると球を投げつけ、ベンチではグラブと帽子をたたきつけて自身への怒りをあらわにした。その後は落ち着きを取り戻し「相手のアジャストが良く、複数失点してしまった。踏ん張れずに悔しい思いがある」と冷静に語った。
3位のチームは2位の巨人に前回のカードから3連敗。三浦監督は「まだ終わりじゃない。一つでも取れるようにと常に思っている」と挽回を期した。(鈴木智紘)