DeNAに2季ぶりに復帰したトレバー・バウアー投手(34)が27日、広島6回戦(横浜)に今季初の中4日で先発し、8回2安打1失点、10奪三振で1勝目を挙げた。日本では2023年8月25日の中日戦(バンテリンドーム)以来、611日ぶりの白星。感情をむき出しにし、来日最多129球を投じた。チームは2-1で逆転勝ちし、今季初の同一カード3連勝を飾った。
3年目捕手の松尾がバウアーの好投を支えた。バッテリーを組むことを早々に伝えられていたといい、入念にコミュニケーションを取りながら投球を組み立てた。八回のピンチでカーブを多投したのは狙い通り。「逆算してカーブを使えるように考えていた。話し合った成果が出た」と胸を張った。試合中も通訳を介さずに対話を重ね「バウアーは頭がいいので単語を並べたら聞き取ってくれる」と笑った。