石破茂首相は13日夜、自民党衆院1期生議員側に10万円相当の商品券を配布したことについて公邸で記者団の取材に応じ、政治資金規正法に抵触する可能性を問われると「何条のどの条文か」などと逆質問を繰り返した。
首相は冒頭、「政治活動に関する寄付ではない。政治資金規正法上の問題はない。私の選挙区に住んでいる人も全くいないので、公職選挙法にも抵触をするものではない」と言い切った。
その後、「政治資金規正法に抵触するのでは」との記者からの質問に対して首相は、「何条のどの趣旨を言っているのか」と逆に問いかけた。首相はさらに「何条のどの条文を言っているのか」「いま政治資金規正法上と言ったので、何条のどこの条文か言っていただけると正確にお答えできる。法律上の解釈を言っているので」と重ねたが、記者から明確な返答はなかった。
後ほど記者が「(公職の候補者の政治活動に関する寄付を禁じる)21条の2項」と答えると「そのどこの部分か」とまた逆質問。記者が条文を説明すると「これは政治活動ではない。どこが政治活動というふうに言っているのか」とさらに質問した。
テレビ東京の前官邸キャップ、篠原裕明氏は13日深夜、自身のX(旧ツイッター)を更新し「追及する記者が、取材対象から逆質問されて言い淀むようではダメ。あらゆる反論を想定して準備しなければ。国民の知る権利を背景に質問している緊張感を」と苦言を呈した。