自民党の三原じゅん子参院議員(59)が自宅から盗まれたトヨタ自動車の「ランドクルーザー(ランクル)」は、3年連続で盗難件数ワースト1位を記録する〝日本で最も盗まれやすい車〟だ。世界一過酷とされる自動車競技「ダカール・ラリー」にも出場する海外でも人気のスポーツタイプ多目的車(SUV)で、窃盗団からも狙われやすく、盗難された多くが海外で転売されているという。
日本損害保険協会が3月に公表した昨年の車名別盗難状況によると、ランクルの盗難被害が383件で全体の14・7%を占め、3年連続で最も盗まれた車となった。
その理由について、損保協会は「ランクルは北米、欧州、中東で〝悪路を走破できる車〟として高い評価を受ける人気車。部品も含めて海外では高値で取引されており、盗難されやすい」と指摘する。さらに「新型コロナウイルス禍が収束し、再び海外の窃盗団が日本に来るようになった。物価高騰で中古車価格が上がっていることも盗難に拍車をかけている」と分析している。
盗難防止策としては、「ハンドルを動かないよう固定するハンドルロックの装着や、わずかな時間でも車から離れる際は必ず鍵をかけることなど基本的なことを徹底してほしい」と注意喚起している。
三原氏が盗まれたのは白色のランドクルーザーで、約4年前に購入。屋根のないオープンタイプの駐車場に駐車しており、防犯カメラは設置していなかった。
三原氏側によると、3日昼に自宅の駐車場から乗用車がなくなっていることに気付き、110番した。2日夕方に乗用車で帰宅しており、2日夕方から3日の昼にかけて盗難されたとみられる。損保協会の調査によると、昨年に最も多くの盗難が発生した時間帯は「深夜~朝(午後10時~翌日午前9時)」(全体の58・4%)で、三原氏の車も同時間帯に盗まれた可能性が高そうだ。(西村利也)