京の冬の風物詩、千枚漬の漬け込み作業が本格化している。立冬の8日、京漬物の老舗「大安(だいやす)」(京都市左京区)で熟練職人による作業が公開された。
直径20センチ、重さ2キロほどの京野菜「聖護院かぶら」を使用。ねじり鉢巻きに法被姿の職人たちが専用のかんなで「シュッシュッ」という音を響かせながら厚さ2・6ミリの薄切りにし、たるに丁寧に敷き詰めて塩漬けにしていった。北海道産コンブと秘伝の調味液で漬け込み、約1週間で完成する。
作業は例年9月ごろから始まり、立冬のころに最盛期を迎えるが、今年は猛暑による不作で10月末に始まったばかり。来春までに約8万個のかぶらを漬け込むという。
大角安史社長は「やっと来たなという感じ。千枚漬を食べて京都を感じていただければ」と話した。
