来年のパリ五輪予選を兼ねたレスリングの世界選手権第4日は19日、ベオグラードで行われ、女子で50キロ級東京五輪金メダルの須崎優衣(キッツ)、57キロ級で連覇を目指す桜井つぐみ(育英大)、76キロ級の鏡優翔(東洋大)が決勝に進み、パリ五輪代表に決まった。24歳の須崎は2大会連続2度目、ともに22歳の桜井と鏡は初の五輪になる。
五輪階級で5位以内の選手の国・地域に出場枠が与えられ、日本勢は3位以内で代表決定。準決勝で須崎は馮紫琪(中国)を下し、桜井は2016年リオデジャネイロ五輪53キロ級女王のヘレン・マルーリス(米国)に勝利。鏡はキューバ選手を破った。日本の五輪代表決定は計5人になった。
男子フリースタイル65キロ級の東京五輪王者、乙黒拓斗(自衛隊)は右足の負傷により、敗者復活戦を棄権。今大会での五輪出場枠を逃した。
非五輪階級の女子で55キロ級の奥野春菜(自衛隊)が優勝し、65キロ級の尾崎野乃香(慶大)は決勝に進んだ。(共同)