文化放送の齋藤清人社長が19日、東京・浜松町の本社で開いた定例会見で、ジャニーズ事務所の元社長、故ジャニー喜多川氏の性加害問題をめぐる7日の事務所会見に言及。「これからいろいろなことが始まるのだなという印象です」と語り、事務所の取り組み姿勢を今後も注視する意向を示した。
続けて「引き続き、事務所に対し被害者救済、再発防止、健全な経営体制の構築を求めていきたい」と発言。また、この問題についてメディアの多くが過去、報道を避けてきたことについて「その責任を真摯(しんし)に受けとめ、性加害はあってはならないという姿勢で企業活動をしていきたい」と改めて誓った。
同局は現在、ジャニーズ事務所所属タレントを起用したレギュラー番組をラジオ局で最も多い毎週12本放送。10月改編でも「そのまま時間帯なども変えずに継続します」と発表する一方「新規の新番組はありません」と補足した。
また同事務所タレントを起用するCMを中止したり見送るスポンサー企業が相次ぐ中、齋藤社長は「(番組)スポンサー企業の姿勢も日々刻々、変化しています。現時点で番組にどういう影響があったかについてはコメントを差し控えたい」と語った。