日本維新の会の池下卓衆院議員=大阪10区、当選1回=が地元市議2人を現職のまま公設秘書にしていた問題で、維新の吉村洋文共同代表(大阪府知事)は19日、「国会議員の秘書を地方議員が兼ねることはやめるべきだ」と述べた。今後、公設秘書と地方議員の兼職を禁止する内規を定めていくとした。大阪市役所で記者団に答えた。
吉村氏は「地方議員は生計が成り立つ程度の給与が税金から支払われている」と強調。「兼職は例外的に認められるが、地方議員の場合は理解を得られない。日本維新の会の基本的な考えとしてやめるべきだ」とした。
国会議員秘書給与法で公設秘書の兼職は原則禁止されている。池下氏側は例外的な兼職に必要な届け出をしておらず、市議2人はいずれも秘書給与と議員報酬を二重で受け取っていた。