市川中車、偉大な父・市川猿翁さんへの思いをSNSで吐露

市川中車(香川照之)
市川中車(香川照之)

歌舞伎俳優、市川中車(香川照之、57)が18日、X(旧ツイッター)を更新。13日に死去した父、市川猿翁(本名・喜熨斗政彦)さん(享年83)への思いを改めてつづった。この日夜、東京都内の寺院では猿翁さんの通夜が営まれたとみられる。また、午後には故人の愛弟子の市川右團次(59)らが遺体が安置された都内の斎場を弔問に訪れ、別れを惜しんだ。

猿翁さんの死去後も京都・南座「九月花形歌舞伎 『新・水滸伝』」(24日まで)の舞台に立ち続けた中車と孫の市川團子(19)。

猿翁さんが2008年に歌舞伎化した作品で梁山泊のリーダー役を演じる中車は18日も悲しみを胸に気丈に熱演し、最後に深々と客席に向かって頭を下げると、ひときわ大きな拍手が送られた。

午後2時過ぎ、舞台を終えた中車は予定していたトークショーを欠席。楽屋口前に詰めかけた報道陣を避けるように別の出入り口から劇場を後にした。

市川猿翁(本名・喜熨斗政彦)さん
市川猿翁(本名・喜熨斗政彦)さん

19日は休演日。この日、澤瀉屋とゆかりのある都内の寺院にある斎場では猿翁さんの通夜が行われたとみられる。斎場前に複数の報道陣が集まる中、歌舞伎俳優らしき人々が出入り。参列者は「猿翁さんがお亡くなりになりましたが」と聞かれると、「感謝しかありません」と言葉少なに語った。中車も南座の公演後に帰京し、通夜に参列したようだ。

中車は東京へ向かっている途中とみられる午後4時10分にXを更新。猿翁さんの訃報が発表された15日に続いて改めて父への思いをつづり、「父、市川猿翁が天命を全う致しました。信ずれば叶う、天翔ける心--猛優として『夢』に邁進した歌舞伎俳優人生でした」と1947年に初舞台を踏み、スーパー歌舞伎を創出した故人の代表作「ヤマトタケル」のせりふを引用した。

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