福岡空港で6月に整備士が就業前の法定アルコール検査をせず業務に就いていた問題を受け、スカイマークは19日、再発防止策を盛り込んだ報告書を国土交通省に提出した。検査の実施を確実に確認し、社内の意識向上を図るとしている。
再発防止策では、社内向けの啓発ポスターを作成し、グループディスカッションなどでコンプライアンス(法令順守)の意識強化に取り組むとしている。検査の未実施やすり抜け、不正を防止する仕組みの構築も盛り込んだ。
国交省によると、福岡空港で6月19日、男性整備士が検査を失念。国交省が今月5日、厳重注意し、再発防止策の報告を求めていた。
スカイマークでは、長崎空港で昨年12月に酒気帯び状態で作業をしたとして、別の男性整備士を今年2月に懲戒解雇。国交省から行政指導を受けている。