外食大手のコロワイドは19日、企業や大学、病院などで手がける給食事業の物流をヤマト運輸に委託すると発表した。令和6年3月までに既存の配送網から宅急便のネットワークに順次切り替え、食材の配送を効率化する。
コロワイドはこれまで、「牛角」や「かっぱ寿司」といった外食店舗への輸送の一部として給食事業の物流を展開。納品の時間や頻度といった納入先によって異なる要望に沿った配送にはコストがかかっていた。トラック運転手の人材不足で輸送力の確保にも懸念があるという。
コロワイドは比較的小型の荷物を頻繁に運ぶ宅急便の仕組みを活用することで、こうした課題を解消したい考えだ。