「敬老の日」の18日、兵庫県姫路市立水族館で、国内最高齢のアオウミガメに長寿を祝う花束がプレゼントされた。
このウミガメは、同館が開館した昭和41年から飼育されており、推定年齢は59歳。日本動物園水族館協会の加盟施設にいるウミガメ類のうち、最高齢とみられる。
ウミガメプールの周囲に大勢の入館者が詰めかける中、エサとして食べている野菜などで作った花束を、飼育員がプレゼント。アオウミガメは、周りに群がる年下の他のウミガメたちに負けず食欲旺盛で、水面から首を伸ばし花束をムシャムシャとほおばっていた。
籭(とおし)善之館長は「動物を飼育する施設として『動物福祉』への理解を深め、多くの動物たちが健康に長生きできる環境づくりに努めていきたい」と思いを新たにしていた。