小学生らが綱でジェット機を引っ張る恒例のイベントが17日、成田空港で開かれた。新型コロナウイルス禍前と同じ規模の約250人が参加。秋らしからぬ猛暑の中、「そーれ」のかけ声とともに力いっぱい綱を引き、機体を約15メートル動かした。
ジェット機は全長56・7メートル、重さ約161トンのボーイング787―8型。前脚と左右の主脚の車輪部分に綱を取り付けた。始めに小学生141人が挑んだがびくともせず。保護者が加わると徐々に動き出し、歓声が上がった。
東京都中野区から参加した小学5年、藤田智佳さん(10)と和佳さんの双子の姉妹は「重かったけど最後は動いて楽しかった」と声を弾ませた。
20日の「空の日」に合わせて例年開かれ、今年で25回目。綱引き後には日航の格納庫で制服着用体験なども行われた。