NHK大河ドラマ「どうする家康」の第35話が17日、放送され、井伊直政(板垣李光人)の過激な“作戦”に視聴者からツッコミが相次いだ。
戦国の世で貧しい小国に生まれた武将、徳川家康(松本潤)が、何度もギリギリの決断を迫られつつ、家臣たちとの絆を深めながら未来を切り開いていく半生を描く大河。直政は、女城主の直虎によって大切に育てられた井伊家の御曹司で、頭の回転が速く、女性によくモテる。家臣団に迎え入れられてからは、家康の期待に応えようと存在感を高めているが、不遜な物言いでよくトラブルを引き起こす。
直政「火をつけてばあさんを焼き殺す」
この日の放送で、家康が上洛。関白となった豊臣秀吉(ムロツヨシ)は、その引き換えに人質として母の仲(高畑淳子)を岡崎へ送った。家康の重臣、大久保忠世(小手伸也)が丁重に出迎えるも、仲は、初めて見た直政の美しさにくぎ付けになった。
仲に気に入られた直政は世話役を任せられ、秀吉の実妹で家康の正室の旭(山田真歩)とともに3人で食事。仲が直政の魚の小骨を取るなど世話を焼くなか、旭は、庭に薪や藁が大量に置かれていることに気付いた。直政は寒くなってきたため、暖を取るためのものだと返答。仲は「直政は気が利くのう」と感心したが、旭は何かに勘づいたように無言になった。
忠世に真意を聞かれた直政は「大坂の殿の御身に何かあれば、これに火をつけてばあさんを焼き殺す」。さらに「秀吉への脅しでござる。人質の役目とはかくなるもの」と付け加え、加減しろと説教する忠世を無視して、食事の席に戻った。
「直政えぐーw」「専属ホスト」
直政らしい過激さに視聴者が即反応。SNSには「直政えぐーw」「きれいな顔でサクッと恐ろしいことを言う直政」「強火」「思考0か100なのか?!w」「顔と腹の中が違いすぎるw」などのツッコミが殺到した。
一方、「あ~ん」と言って仲に団子を食べさせられたり、仲が大坂に帰ることになった場合は同行しようとしたため、「大政所様専属ホストやん」「大坂へ直政同伴!w」「たぶらかしの技をいかんなく発揮しておるなー」などと面白がるドラマファンもいた。