中国の李強首相は17日、広西チワン族自治区南寧市で開かれた東南アジア諸国連合(ASEAN)との博覧会の開幕式で演説し、各国との経済連携を強化する意向を示した。「東南アジア諸国からの輸入を拡大し、安定した供給網を構築したい」とラブコールを送った。
中国国営中央テレビが報じた。李氏は「中国とASEANはアジア太平洋地域の協力関係のうち最も成功したモデルだ」と強調した。中国の巨大経済圏構想「一帯一路」も発展させるとした。
開幕式にはマレーシアのアンワル首相のほか、カンボジア、ラオス、ベトナムの首相らが出席した。
李氏は同日、アンワル氏と会談し、マレーシアでの鉄道建設や、電気自動車(EV)、デジタル経済などの分野で協力を強化したいと伝えた。(共同)