バイデン米大統領は15日、全米自動車労働組合(UAW)のストライキを巡り、「ビッグスリー」と呼ばれる自動車大手3社が賃上げなどの待遇改善に「もっと踏み込むべきだ」と強調した。来年の大統領選を見据えて労組寄りの姿勢を鮮明にすることで、UAWの支持をつなぎ留める狙いがあるとみられる。
3社は米ゼネラル・モーターズ(GM)、米フォード・モーター、旧米クライスラーを傘下に持つ欧州ステランティス。4年に1度の労働協約の改定で賃上げなどを巡って労使が折り合えず、UAWは15日に3社の一部工場でストを始めた。米CNBCテレビは15日、ストに絡んでフォードが米ミシガン州にある工場の従業員約600人の一時解雇を発表したと伝えた。
バイデン氏は3社が記録的な利益を計上していながら「利益が労働者に公平に分配されていない」と強調し、ストに理解を示した。(共同)