皆さんも会社で本音を言えないことはありますよね。そのとき、家で出せる環境があればストレスは解消できるかなと。なかなか難しいですが…。ウチの場合、負けて帰ってくると、イラッとしていることもあります。私の役割は主人のストレスを少しでも和らげてあげること。溜まっているものを発散してもらえれば、と。同じ方向に向かって戦う同志みたいな感じ。いや、シーズン中は主人は他のことができないから二人三脚的なところがありますね。
ナイターが終わって10時ぐらいに帰ってきて『疲れた』というときもありましたし、勝って機嫌がいいかなと思ったら、そうでないときもあったり…(笑)。私に言うだけでは解決はできないかもしれないけど、家の中だったら、めちゃくちゃ言える。吐き出してもらうことも健康的にもいいですから。
昔と違って、今の若い選手は繊細だから、いいことは褒めてあげようという気持ちがあるんでしょう。逆に威厳とか圧をかけてはいけない。年齢を重ねて器が大きくなっていると感じます。でも主人は大阪出身で、お笑いが好き。だから試合後のコメントでも、ひとひねりして、おもしろいことを言う。一年間、同じ目標に向かって戦ってきた選手も少しは理解していただけたのではないでしょうか。
若い選手にうまくなってもらいたいという思いが強いことは日常の会話の中でもよく出てきます。アレの次は日本一という新たな目標に向けて頑張ってほしいです。