立憲民主党の泉健太代表は13日、代表就任後初めて訪問したワシントンのホテルで記者会見し、米政府高官らとの面会を通して野党第1党の存在をアピールできたと成果を強調した。「日本の政治勢力として、米国と共にやっていけると思ってもらえた」と述べた。
泉氏は10~15日の日程で訪米。モイ筆頭国務副次官補(東アジア・太平洋担当)や前駐日米大使のハガティ上院議員、シンクタンク幹部らと、日米同盟の重要性や課題について意見交換した。
泉氏は、在日米軍基地周辺の水質調査で発がん性などが指摘される有機フッ素化合物(PFAS)が検出された問題を米側に提起。「周辺住民の不安が高まれば日米関係にもマイナスだ」とし、調査の必要性を訴えた。
米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の名護市辺野古移設は話題にしなかったとした。(共同)