例年10月末のハロウィーンの時期に多くの若者らが集まる東京都渋谷区の長谷部健区長は12日、記者会見し、今年は新型コロナウイルス感染症の5類移行もあり、外国人をはじめ多くの来訪が予想されるとして「韓国・ソウルの雑踏事故のようなことが起きてもおかしくない。ハロウィーンが目的なら渋谷に来ないでほしい」と強く訴えた。
区長は、渋谷はハロウィーンイベントの会場ではないと強調。路上飲酒が常態化し、けんかなどが問題となっているとして「安全性に強い危機感がある」と述べた。
区はハロウィーン期間などの迷惑行為を防ぐ条例に基づき、10月27日夕~11月1日未明の渋谷駅周辺での路上飲酒を禁じる。ハロウィーン直前の土曜日となる10月28日と当日の31日は、警備員約100人を配置する。