米大リーグ、エンゼルスの大谷翔平は11日、シアトルでのマリナーズ戦に「2番・指名打者」で8試合ぶりに先発復帰すると当初、発表されたが、試合開始2時間半前になって急遽メンバーから取り消された。右脇腹の張りが続いているためという。
MLBのホームページによると、ネビン監督は「きょうは大丈夫と彼(大谷)も自信を持っていた。ウォームアップして打撃ケージで数スイングしたら、まだ100%ではなかった。私のところに入ってきて、『きょうはまだ試合に出られる日ではありません』と話した。それを理解した」と、突然のスタメン落ちのいきさつを説明した。
大谷は4日のオリオールズ戦前に、屋外で打撃練習を行った際、右脇腹に痛みを感じて中止。その後の検査で「右脇腹の張り」と診断され、以降の7試合を欠場していた。
米メディアでは、右肘の靭帯損傷で投球できないこともあり、このまま今シーズンを終えて、トミー・ジョン手術を受けるという報道もあった、だが、本塁打や打点のタイトル、MVP(最優秀選手)の獲得を目標としていることから、回復と調整に努めていた。