NHKは23日、現在放送中の連続テレビ小説「らんまん」の新たな出演者を発表した。最終章を彩る登場人物を濱田龍臣、遠藤さくら(乃木坂46)、松岡広大、本田望結、海宝直人、中川大志が演じる。
日本の植物学の父、牧野富太郎氏をモデルに、激動の時代にひたすら愛する草花と向き合い続けた植物学者、槙野万太郎(神木隆之介)の波瀾万丈の生涯を描く「らんまん」。この日発表されたキャストは、万太郎と妻、寿恵子(浜辺美波)の家族や、2人に影響を与える人物を演じる。
朝ドラ初出演となる濱田が演じるのは、高知の遍路宿「角屋」の息子で、植物採集に訪れた万太郎と出会い、数年後に上京して万太郎の助手となる山元虎鉄。寺田心からバトンを受け取る濱田は「今回初の朝ドラ出演で、主演の神木さんとも初めてご一緒させて頂き、また10年前の虎鉄を寺田心くんが演じてくれていたり、久しぶりの土佐弁の役だったりと、とても嬉しい事が重なっている現場でした」とコメントを寄せた。
遠藤も朝ドラ初出演。万太郎と寿恵子の娘で、のちに虎鉄の妻となる千歳を演じる。「『らんまん』という世界観に自分が参加していることが今でも信じられなく、大きい緊張感を持って撮影に挑んでいる日々です。共演の方々はとにかく優しく温かく、素敵な現場に刺激と学びをいただけていること、本当に感謝の気持ちでいっぱいです」と充実ぶりをのぞかせた。
万太郎と寿恵子の長男、百喜役には松岡、同じく末娘の千鶴役には本田。2人とも朝ドラ初出演となる。また、実業家の小林一三には海宝、万太郎に図鑑発刊のための費用を支援したいと申し出る資産家、永守徹には中川が配役された。中川は「神木君と、浜辺美波ちゃんと久々にお芝居できると、浮かれておりましたが、撮影はここ最近では、信じられないほど緊張しました(笑)」とコメント。役柄については「突然現れた永守徹という男が、万太郎のその先に向けて、何かバトンを渡すことができればと思います。どうかお楽しみに」と呼びかけた。