中部電自殺訴訟で和解成立 名古屋地裁

名古屋地裁=名古屋市中区
名古屋地裁=名古屋市中区

平成22年に中部電力三重支店に勤務していた鈴木陽介さん=当時(26)=が自殺したのは、上司のパワーハラスメントや過重業務が原因として、母親の吉田典子さん(61)が同社に約4700万円の損害賠償を求めた訴訟は18日、名古屋地裁(五十嵐章裕裁判長)で和解が成立した。吉田さんが記者会見で明らかにした。同社が遺族に謝罪し和解金を支払う。金額は非公表。

今年4月、別の訴訟の判決で、名古屋高裁は上司による暴言があったと判断し、労災と認めなかった津労働基準監督署の処分を取り消した。国側は上告せず、5月に確定した。

18日に合意した和解条項で中部電は判決を「重く受け止めている」と言及。入社間もない鈴木さんへの指導が不十分だったと謝罪するほか、中部電がパワハラ防止などの労働法令を順守することが盛り込まれた。

中部電力社員自殺、労災認める 名古屋高裁で一転勝訴

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