NHK連続テレビ小説「らんまん」の第12週「マルバマンネングサ」(第56~60話)の予告映像が17日、放送された。主人公とヒロインが新たなステージに入る展開に視聴者の期待も膨らみ、SNSに続々とコメントが寄せられている。
日本の植物学の父、牧野富太郎氏をモデルに、激動の時代にひたすら愛する草花と向き合い続けた植物学者、槙野万太郎(神木隆之介)の波瀾万丈の生涯を描く「らんまん」。第11週「ユウガオ」では、万太郎が、東京大学植物学教室の学生や教員、石版印刷の大畑印刷所の面々ら周囲を巻き込んで、ついに植物学の雑誌を完成させた。その出来栄えに教授の田邊彰久(要潤)も納得し、その雑誌は植物学の権威であるロシアのマキシモヴィッチ博士宛にも送られることになった。一方、万太郎が思いを寄せる和菓子店「白梅堂」の娘、西村寿恵子(浜辺美波)は、実業家の高藤雅修(伊礼彼方)からの熱烈なアプローチをきっぱり断り、そのまま万太郎の暮らす十徳長家へ走って彼の胸に飛び込んだ。
「竹雄から寿恵子にバトンタッチだね」
第12週は、舞台が久しぶりに万太郎の故郷、高知・佐川に移る。予告映像では、万太郎が寿恵子に「好きながです! どうしようもなく」と直球告白。寿恵子の「あなたと一緒に、大冒険を始めるんだから!」とのセリフをバックに、2人は見つめ合い手をつないだ。万太郎と相棒の井上竹雄(志尊淳)は、寿恵子を伴って佐川に帰省し、万太郎の祖母、タキ(松坂慶子)が久しぶりに登場。竹雄は万太郎の姉、綾(佐久間由衣)に「あなたのことが好きな、ただの男じゃ」と語りかけ、最後は寿恵子の「佐川で家族になりましょうか」というセリフで締めくくられた。