徳洲会・米田監督「スポーツの価値作る」 新体操施設が来秋竣工

新たな複合体操施設について語る徳洲会体操クラブの米田功監督
新たな複合体操施設について語る徳洲会体操クラブの米田功監督

医療グループの「徳洲会」は5日、神奈川県鎌倉市に来年秋、複合体操施設を建設すると発表した。施設は地上3階建て、延べ床面積5300平方メートル。床運動のフロアを2面備えるなど体操男子専用の体育館では国内最大規模だ。この施設を練習拠点とする徳洲会体操クラブの米田功監督に経緯や活用の構想などを聞いた。(宝田将志)

--なぜ新しい体育館を建設することになったのか

「現在の体育館は土地を鎌倉市から借りている。このエリアで市などの再開発が始まっていて、出ていかなければいけなくなっていた。徳洲会グループが新しい場所を探し、体育館を建ててもらえることになった。こちらの『こういう体育館にしたい』という要望を全て聞いてもらった」

--こだわった部分は

「建物には木材をふんだんに使う。あと、今の体育館は1階が選手の練習場で、子供の体操教室は2階。選手が練習している姿を子供たちは見られない。新しい体育館では子供たちや、新設するメディカルフィットネスクラブに通う人たちに見てもらえる形にした。海外遠征で、そういう施設を見て『日本にもあったらいいな』と思っていた。選手と交流できるようにしていきたい」

--総工費は

「言えない。グループ全体で進めていることでもあるし、最終的に詰めているところで、まだ分からない」

--選手強化へのプラスは

「床運動のフロアを含め(男子6種目の)器具が2つずつ入る。試合会場とサブ会場があるようなもの。大会を開催したい。ジュニアアスリート契約を結んでいる選手や(提携する)星槎大学の選手らが一堂に集まって合宿もできる」

--責任も大きくなる

「スポーツの価値や、徳洲会が体操クラブを持つメリットを僕らが作っていかないといけない。五輪で結果が出た後に何ができるか考えるのではなく、結果を出す前提で動いていかないと。2024年パリ五輪で金メダルを獲得するため、ここから1年間、緊張感を持って過ごし、金メダルとともに新施設をオープンできたらいい。選手を引退した後に、いろんな分野で活躍できる人材が育っていくクラブにしていきたい」

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