女優の高畑充希と俳優の田中圭がダブル主演を務める連続ドラマ「unknown(アンノウン)」(テレビ朝日系)の第8話が6日午後9時から放送される。
裏の顔は吸血鬼で、週刊誌のエース記者の闇原こころ(高畑)と、殺人犯を父にもつ交番勤務の警察官、朝田虎松(田中)のラブストーリーに、殺人事件が交錯する連続ドラマ。こころと行動を共にする週刊誌のカメラマン、加賀美圭介役を町田啓太が務め、こころの母、伊織を麻生久美子、父、海造を吉田鋼太郎が演じる。
「unknown」第7話振り返り
5年前から発生している「血を抜かれた連続殺人事件」の殺害予告はこころと虎松の結婚式の日を示していたが、2人は式を決行。無事に執り行われた。
式の後、ウェディングドレス姿のまま式場の裏庭に向かったこころは意識を失った。目を覚ますと、雨が降りしきるなか、自分がアイスピックを握り、地面に広がる赤い血の上に倒れていることに気づき驚愕。視線の先には、虎松の父親、一条彪牙(井浦新)の血塗れの遺体が横たわっていた。一条は20年前に一家惨殺事件を起こし、その後自殺したと思われていた。現場には、こころの弟で刑事の漣(井上祐貴)、加賀美、虎松が次々と駆け付け、加賀美の視線の先には虎松の父親代わりでもある先輩警察官、世々塚幸雄(小手伸也)もいた。
こころは被疑者として警察署へ連行され、警視庁捜査一課未解決事件捜査班の刑事で虎松の元妻でもある暁凛(MEGUMI)の取り調べを受けたが黙秘を貫いた。同じ頃、虎松は、結婚式にも参列していた居酒屋「どんぞこ」の店主、庭月源治(酒向芳)から声をかけられ、一条が教師時代の同僚だったことを打ち明けられた。結婚式の祝儀のなかには名前のない袋が1つあり、自分の結婚を祝い幸せを願う添え書きを見て虎松は一条のものと確信。「何人も殺しておいて、今更…」と憤った。
後日、「わっしょいクリーニング」の前で、犯行時に犯人が着用していたとみられる血の付いたレインコートが発見された。コートには一条の血液が付着しており、嫌疑不十分となったこころは釈放された。
こころは、一条に襲われた自分を守るために虎松が父親を殺したのではないかと疑っていた。結婚式後に裏庭に行ったのは、虎松から携帯電話のメッセージで呼び出されたからで、その直後に何者かにスタンガンで襲われ気を失った。取り調べで黙っていたのは彼を守るためだった。一方、虎松は今回の事件に吸血鬼が関わっており、こころがそれに巻き込まれたのではないかと考えていた。