日本製鉄は5日、子会社の松菱金属工業(埼玉県飯能市)、日鉄精鋼(堺市)、日鉄鋼線(岐阜県関市)の3社を10月1日付で経営統合すると発表した。3社はいずれも特殊鋼を自動車部品などの材料に加工する事業を担う。製品を納入する取引先へのサプライチェーン(供給網)を強化する。脱炭素化に向けても技術開発する。
統合後の新会社は「日鉄プロセッシング」で、本社は堺市に置く。松菱金属が存続会社となり日鉄精鋼、日鉄鋼線それぞれを吸収合併する。