26日のニューヨーク外国為替市場の円相場は対ドルで下落し、一時1ドル=140円73銭と昨年11月下旬以来、約半年ぶりの円安ドル高水準を付けた。日米の金融政策の違いによる日米金利差拡大が意識され、円売りドル買いが進んだ。
午後5時現在は、前日比56銭円安ドル高の1ドル=140円56~66銭を付けた。ユーロは1ユーロ=1・0727~37ドル、150円72~82銭。
朝方発表された4月の個人消費支出(PCE)物価指数の前年同月比上昇率が3カ月ぶりに拡大した。高止まりしている物価を抑えるため、米連邦準備制度理事会(FRB)が6月の次回連邦公開市場委員会(FOMC)でも利上げを続けるとの見方が強まった。(共同)