セルビア、軍警戒引き上げ コソボでデモ隊と警察衝突

産経ニュース
26日、コソボ北部で警戒に当たる警察(AP=共同)
26日、コソボ北部で警戒に当たる警察(AP=共同)

セルビアのブチッチ大統領は26日、隣接するコソボでセルビア系住民らのデモ隊と警察との衝突が同日起きたことを受け、セルビア軍をコソボ国境に移動させて警戒態勢を最高度に引き上げるよう命じた。欧米メディアが伝えた。

セルビアの自治州だったコソボは2008年に独立を宣言。セルビアは認めず、対立が続いていた。コソボではアルバニア系住民が多数派で、セルビア系は少数派。報道によると、デモ隊はコソボ北部で、アルバニア系の市長が庁舎に入るのを阻止しようとした。警察は催涙ガスなどでデモ隊の排除を試みた。双方に負傷者が出たほか、車も放火されたという。市長は多くのセルビア系住民がボイコットした4月23日の選挙で当選していた。

欧米はセルビアとコソボに関係正常化を働きかけてきた。ブリンケン米国務長官は今回の衝突を受けて声明を発表し、コソボ当局の対応を批判。「緊張を不必要に高め、われわれの努力を台無しにしている」とし、同国のクルティ首相に対立激化を招く行動をやめるよう求めた。(共同)

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