東京都あきる野市議会による2度の不信任決議可決で失職した村木英幸前市長が、決議を違法として取り消しを求めた訴訟の判決で東京地裁は26日、請求を棄却した。鎌野真敬裁判長は決議について「違法とうかがわせる事実は何ら認められず、適法だ」と判断した。
村木氏は議会と特別養護老人ホームの整備を巡って対立し、議会は昨年6月、不信任決議を可決した。村木氏は議会を解散したが、市議選後の同7月に再び決議が可決され失職した。
村木氏は失職に伴う同9月の市長選に出馬したが落選した。