東京都の小池百合子知事は26日の記者会見で、6月に開会予定の都議会定例会を前に、公明党が都議会での自民党との協力関係を解消するとしていることに関し「(都議として)必要な対応をする姿勢は変わらないのではないか」と述べ、条例案審議などを巡る両党の姿勢は従来と変わらないとの見方を示した。
都は6月の定例会で、新型コロナウイルス対策と物価高騰への支援を柱とした総額2219億円の補正予算案の提出を予定している。小池氏は「自民党と公明党は都議会の議決の際に違う対応や姿勢を示すこともあり、都民にとって何がプラスなのかを判断される」と述べた。
次期衆院選を巡り、公明が都内の選挙区で自民候補の推薦を見送る方針を決めたことについては「国政選挙での選挙協力については両党で判断される事項なので、コメントする立場にはない」と言及を避けた。