俳優の中村倫也が主演を務める7月期の連続ドラマ「ハヤブサ消防団」(テレビ朝日系)に、女優の川口春奈が出演することが26日、発表された。中村とは13年ぶりの共演で、物語の鍵を握るヒロイン役を演じる。
太郎(中村倫也)の心をかき乱す映像ディレクター
「半沢直樹」「下町ロケット」「陸王」などで知られる人気作家、池井戸潤氏の同名小説をドラマ化するもので、スランプ中のミステリー作家、三馬太郎(中村)が、移住先の“ハヤブサ地区”で不可解な連続放火に巻き込まれるホラーミステリー。
川口は、太郎と同様、東京からハヤブサ地区に移り住んだ映像ディレクター、立木彩役で出演する。太郎の心をかき乱すとともに、集落の闇につながる衝撃の過去を持つ人物で、映像系の専門学校の講師を務めるかたわら、同地区をPRする町おこしドラマの企画を立ち上げて活動している。
川口春奈「こういうこと、あるある!」
中村との共演は、自身が15歳の時に出演した連ドラ「ヤンキー君とメガネちゃん」(2010年、TBS系)以来で、中村については「掴めそうで掴めないミステリアスな魅力を持つ素晴らしい役者さん」と説明。
「今回がっつりお芝居させていただくのが、とても楽しみ」と期待に胸を膨らませ、ドラマの世界観に「私も田舎町の出身ですが、田舎特有の人づきあいや事件が起きたときのハラハラ感が濃く描かれていて、『こういうこと、あるある!』と感じますし、穏やかな田園風景の中で奇妙な事件が起きたときの“違和感”にはゾクッとさせられます」と声を弾ませた。
一方の中村は、川口について「人に対して構えたりしない印象がある」と述べ、「僕自身もラフなタイプの人間なので、いい意味でムダな緊張感のない楽しい現場になったらいいなと思っています。その上でやるべきことを一緒に積み上げていきたいですね」と、13年ぶりの共演に期待を込めた。